インタビュー CASE:渡辺はるか

設定制作の仕事が、自分にしっくりきているなと感じますね。

(2020年インタビュー時)

渡辺はるか(わたなべ -)。文教大学文学部卒。『PSYCHO-PASS サイコパス 3』、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』設定制作。

I.Gでは、どのような仕事をされていますか?

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の設定制作をしていました。シリーズの設定制作としてのスタートは、『ジョーカー・ゲーム』です。

設定制作とは、どんなお仕事なのですか?

世界観の組み立てと共有のお手伝いをする仕事です。キャラクター、美術、メカ、プロップ(小物類)といった設定を、各デザイナーさんに発注し、そのあがりを回収・管理して、実作業者さん(演出さんや作画さん)に共有します。デザイナーさんと監督、作業者さんとのあいだをつなぐ仕事とも言えます。

渡辺さんのデスクの近くには、設定資料がぎっしり並べられている。

設定制作のキャリアプランは、どういったものが多いですか?

制作の中で一番クリエイティブに近いこともあって、設定制作の先にあるのは演出と言われることが多いですね。ただ黒木さん(Production I.G制作部長)からは、 I.Gの設定制作をやり切れるような人は、プロデューサーも任せられると言ってもらえています。

渡辺さんは、今のお仕事が好きですか?

好きです。とても楽しいです。もともと、小学生のときだけで千冊以上読んでいたぐらいの本好きでした。今の仕事でも、シナリオも原作も本当に何回も読み込んで、色分けした付箋を貼ったりマーカーを引いたりして「ここにヒントになりそうなものがあった」と目印をつけています。設定制作の仕事が、自分にしっくりきているなと感じますね。

「めったに見られない」と、寒空の下撮影された雪桜の写真をシェアしてくれました。

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