8話:離別

脚本
七篠トリコ
コンテ
村田和也、石川真理子
演出
石川真理子
作画監督
永島明子、西村郁
メカ作画監督
岩瀬 賢

持病を悪化させたフェアロックが急逝。フェアロックが最期に船団を託したのはリジットだった。だが、求心力に欠けるリジットという選択に、大船団主たちの胸中は複雑だった。そのころ、チェインバーがレドに、地球の座標が特定できたと報告する。地球の位置は、人類銀河同盟の勢力圏よりもはるか遠く、光速でも6000年以上かかるという。超光速航法が使えない以上、レドが人類銀河同盟へと復帰することは不可能だ。ショックを受けるレド。フェアロックの葬儀の準備が進む中、大船主フランジが離脱を表明。対処に追われるリジットは葬儀をクラウンに任せ、かえって船主たちの反発を買ってしまう。リジットはフランジと面会するが、フランジの問いかける言葉に言い返すことができない。メルティもまたフランジの船団と一緒に離れなくてはならないし、ピニオンはピニオンで、クジライカの巣に眠る手付かずの遺物を目的に船団を離脱しようとする。揺れる船団の中、帰還の夢が絶たれたレドは……。