Lagrange's Design Story

CAR STYLING編集部 逆取材編

このたび、『輪廻のラグランジェ』に登場するオービッドのデザインのみに特化した『LAGRANGE DESIGNS 〜輪廻のラグランジェ メカデザインブック』が、かの『CAR STYLING』誌の別冊として刊行されることが決定した('12年5月10日発売予定/税込価格1,980円。詳細は同社Webサイトhttp://carstyling.co.jp/ を参照されたし)。

CAR STYLINGは'73年に創刊され、カーデザインのノウハウを紹介する国内唯一の定期刊行専門誌として、世界中にて評価され続けてきた老舗中の老舗誌である。

日本車の販売台数とその評価がうなぎ登りとなった'80年代には大幅に発行部数を増やし、多くのカーデザイナー予備軍(ラグランジェに参加した日産のカーデザイナーたちもここに含まれる)の、夢と希望とセンスを育むバイブル的存在として機能。いま現在における、国内カーデザインシーンの礎を築いたと言っても過言ではない存在なのだ。

そんなCAR STYLING編集部から、「カーデザイン、プロダクトデザインという観点から、ラグランジェのロボットを取り扱うデザインブックを発売したい」という申し出があったのだから、番組企画スタッフ的には興奮が収まらない。

よって、今回は特別企画として、オービッドデザイン監修&同カラーリング監修を担当した8月32日(晴れ)氏にインタビュアーをお願いし、CAR STYLING編集部の古庄速人氏と藤本彰氏への逆取材を敢行することにした。

ホンモノのカーデザインやプロダクトデザインを扱う専門家たちの目には、ラグランジェのオービッドデザインは果たしてどのように映っているのだろうか?

インタビューに答えていただいた、CAR STYLING編集部の古庄速人氏(左)と、藤本彰氏(右)。藤本氏は'73年にCAR STYLINGを創刊させた編集長で、(株)CAR STYLING出版代表取締役編集長。古庄氏はフリーランスの立場で同編集部に関わっており、ラグランジェのメカデザインブックでは編集長を務める

—「ラグランジェのロボットデザインを日産の現役カーデザイナーが担当している」という話は、最初はどこで耳にされましたか?

古庄日産からある日突然FAXが届きまして、「ああ、横浜のNISSANホールで何かの発表会をやるんだ……え? アニメ!?」というのが最初だったんです。

ただ、それが直前の連絡だったのでスケジュールの都合を合わせることができず、ウチの編集部からは誰も行けなかったんです。それがすごく残念で……。

藤本そのあと日経新聞に掲載されたラグランジェの記事を読んで、すぐ番組企画サイドにメールを送ったんですよ。日産のカーデザイナーが主役機デザインコンペに60人も参加したというのはニュースですし、これはちょっとおもしろそうなので書籍化してみたいと打診したところ、即OKの返事が来まして。

—ウォクス・アウラのデザインを見たときの、ファーストインプレッションはどういう感じでしたか。

藤本インパクトがありましたよ。まず、見た目がガンダム系とはまったく違うじゃないですか。「これはあえてそうしているんだろうな」というのははっきりと感じましたし、非常に興味深かったですね。

古庄人型ロボットというと、アニメでは大概は兵器であったり、ある目的に特化したようなデザイン表現が一般的だと思うのですが、大須田(貴士)さんのデザインしたウォクス・アウラにはそういったものが感じられなかったんですよね。

 で、むしろ装飾としてのデザインという部分がある程度見えてきて、「……はて、これはいったいどういったものなのだろう?」ということがまず気にかかりました。

—あのロボットたちを「カーデザイナーが手がけたデザイン」であるということを踏まえた上で眺めて、実際にカーデザイナーが手がけただけのものになっているように思えますか?

古庄まずは「商品性を意識したデザインだな」という印象を受けました。商品性というのはプロダクトデザインの中で、設計みたいな部分とは別の、「最終的にエンドユーザーとどうコミュニケーションするか」というところですね。

たとえば表面的なディテールや色使いも、そういった部分のデザインを強く意識したものになっていると思いました。

古庄氏が「いちばん最初のスタートの瞬間に立ち会い損ねた」といまなお後悔する、'11年10月16日に開催された、横浜のNISSANホールにおける番組の製作発表会風景。このとき第1話が先行上映されたのだが、この上映まで本作品がリアルロボットアニメであることは一切伏せられていた。製作発表会終了直後には、NISSANホールと隣接している日産グローバル本社ギャラリーにウォクス・アウラのヒューマンスケールモデルと日産ジュークのウォクス・アウラ仕様アートカーが展示され、大いに注目を集めた

従来のリアルロボット評価軸では解読不能な「主翼パーツ」

—具体的に何か「……おおっ!」と感じたところなどはありましたか?

藤本飛行形態から人型形態への変形というのがひとつのテーマになっていますよね。私的には「飛行形態からどうやって人型へ姿を変えるのか」というところに興味があります。というのも、メカ的な仕組みの裏付けの部分がいまひとつまだよくわからないので(※注/取材は番組放映開始直後の'12年1月中旬に実施)。

古庄私はモーターショーなどのイベントに行って「おおっ!」と思えた対象を見つけたときには、まずは寝そべって床下の写真を撮るんですよ。なぜならば、シャシーの形状や構造を見たいんです。クルマなどのプロダクトデザインにはエンジニアリングデザインとスタイリングデザインというふたつのデザイン要素があって、そのふたつの要素をどういったバランスで組み合わせるかが重要なんですね。だからシャシーを眺めると、「なるほど、こういう構造だからこういう外形になったんだな」というのがわかることがある。

で、いままでのリアルロボットの文脈だと、「内部機構はこうなっているから、ここがこう動いてこう変形して……」という理屈でやっていたと思うのですが、ウォクス・アウラはそこをかなりすっ飛ばしているような気がしたんです。その思い切りのよさという部分にすごく興味があるんですよね。

あとはやはり、大腿部に穴が開いていたり、ヒザや肩のブロックがどう見てもスピーカーだったり、ディテールの部分でも興味は尽きないです。

とくに、胸からはじまって頭の横を抜けて背中側まで続いていくこの主翼パーツ……これって、従来のリアルロボットデザインの文法では評価の判断が付けられない部分だと思うんですよ。

それはどういうことかと言いますと、もしかしたらこの主翼パーツは作品内のキーなのかもしれないと思っているんですが、これは天女の羽衣的な「たおやかさ」を表現しているか、もしくは、人智を超えた何かしら得体の知れない力を表現しているように感じたんです。

これまでのリアルロボットのデザインというとメカメカしいところに注力していたわけですが、これに関してはそういったファンタジックな要素をメカに盛り込んできたように見えて、そこがおもしろいと思ったんですよね。

The Century of the Car Design 2 CAR STYLING・スペシャルエディション『イタリア車のデザイン 量産車メーカー編』(三栄書房刊/税込1,890円)より、'70年代を代表するスーパーカー、ランボルギーニ・カウンタックのプロトタイプLP500のデザインを解説したページ。著名カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニによるエクステリアデザインのスケッチ画がさも当然のように掲載されているが、CAR STYLING誕生以前はこうしたデザイン画を商業誌上にて拝む機会は皆無だった
同書籍より、フィアット500のデザインを解説したページ。某怪盗アニメ主人公の愛車としてもお馴染みである、「イタリアの国民車」として絶大な人気を誇った2代目フィアット500誕生からじつに半世紀を経て、'07年に3代目として生まれ変わったフィアット500。その3代目が先代のイメージをいかに踏襲しつつ、現代風にアレンジされていったのかがよくわかる。こうした「プロダクトデザインの紐解き」という視点で、CAR STYLINGによりウォクス・アウラらがどう扱われるのか、いまから非常に楽しみだ

—カーデザインの情報を流通させる仕事をされていて、最近のカーデザインの中にアニメからの影響、とくにリアルロボットアニメからの影響みたいなものを感じたりすることはありますか?

古庄アニメだけじゃなくて、日本のポップカルチャー全体にものすごく影響を受けていますね。これは、世界中のカーデザイナーたちがみんなそうです。

とくにそれはコンセプトカーにおいて顕著で、すぐには市販車化されない未来的なコンセプトカーを自動車メーカーが提示しようとするときは、未来の顧客を育てたいわけです。つまり、子供たちにブランド名を知ってもらうためのコミュニケーションを図るわけですから、そうした際にはことごとくマンガ的であったり、アニメ的であったり、リアルロボットアニメのデザインが参考にされていたり……デザイナーたちが描くスケッチは大抵がそういった感じですね。

藤本ただしこのあいだ、ロバート・カンバーフォードというデザイン評論家にインタビューした際に、「日本のコンセプトカーはどうしてあんなにも子供っぽいのか、最近はまるでふざけているんじゃないかと思うようなデザインが多い」と言うんですよ。

で、僕は彼の言っていることも理解できるし、その理由もわかるんです。

というのも、最近の若い日本人のカーデザイナーはほとんどがアニメ世代ですよね。子供のころからアニメを一生懸命見て育った人たちですから、いままでのクルマとは違ったオリジナリティーを出そうとすると、どうしてもそちらの方向へ行ってしまう。

だから外国人の目から見ると、日本の自動車メーカーのコンセプトカーはどれもアニメっぽく見えるんだろうなあ、と。

古庄もっと言ってしまうと、カンバーフォードさんのような方からすると(日本の自動車メーカーのコンセプトカーは)そもそもクルマにすら見えないらしいんですよ。

世界中の若いカーデザイナーがマンガやアニメ的なアプローチを用いていますけど、日本の自動車メーカーだとそうしたスケッチがそのままコンセプトカーとして採用されてしまう。それに対し欧米の自動車メーカーというのは、そこで「違う違う、我々のブランドはこういった商品をお客様に提供しているんだ!」というディレクションがしっかりしているので、マンガやアニメのテイストは残りつつも、クルマのデザインとしてある程度オーセンティックな方向性へ持って行くんです。要は、そこの差なんですよね。

—僕は昨年の東京モーターショーでルノーのキャプチュールを見て、アレには「……やられた!」と思ったんです。典型的なデザインスタディたるコンセプトカーであり、市販車にフィードバックされる要素はほぼ皆無だとは思うんですが、でも、あれってじつはラグランジェに登場するロボット以上にラグランジェしてるんですよね。

ルノーのコンセプトカーに見る「ラグランジェ感」の正体

古庄そうですね。あれはマツダで何年かデザインディレクターをやっていた、オランダ人のローレンス・ヴァン・デル・アッカーさんという方がルノーに移籍して手がけた作品なんです。

彼がルノーのデザインディレクターに就任して何をやったかというと、既存のラインナップをフェイスリフト……まあ、日本語で平たく言うとマイナーチェンジですね、それを行う際に、日本のポップカルチャーの手法を引用したんですよ。表層的なグラフィック表現で、印象をガラリと変えるという。

藤本キャプチュールのボディサイドに入っている、風紋みたいな模様ね。あれをずっと指導したんだよね。

古庄ええ。キャプチュールって、フェンダーが内側からぐっと押し上げられてそこに割れ目ができたようになっていて、その隙間の部分がオレンジ色のLEDで発光するじゃないですか。

'11年3月に開催された第81回ジュネーブ モーターショーにて世界に向け発表され、同年12月に開催された第42回 東京モーターショーにも出品された、ルノーの次世代コンパクトクロスオーバーSUV“キャプチュール”。エクストリームスポーツに発想を得たというエクステリアの造形はヘルメットやプロテクターの雰囲気を盛り込み、スポーティーな雰囲気と同時に安全性もフィーチャーしている。注目はタイヤフェンダーなどに入っている風紋ディテールで、ウォクス・アウラの主翼における透明部分の、弦楽器をイメージさせる風紋的ディテールと相通ずるものがある。また、エクステリア以上にインテリアデザインがアグレッシブで、見るからに血管がモチーフであろうハンモックシートや、宙に浮いたような雰囲気を醸し出すダッシュボードなど、SFガジェット感が多大に盛り込まれている。仮に市販車に移行した場合は多くの箇所がごくごくノーマルなデザインに手直しされるであろうデザインスタディ的なコンセプトカーだが、リアルロボットアニメファンならば「このシートに座ってみたい、運転してみたい!」という高揚感を醸し出すデザインと言えよう

—はいはいはい。で、まさしくそれを見た瞬間に、「ああ、これってラグランジェじゃん!」と思ったわけです。でも3Dプロダクトなぶんラグランジェのオービッド以上にインパクトが強大だったので、だから「ロボットデザイン的にあのレベルまで到達しなくちゃいけなかったのかもしれない」と、番組がスタートする前から反省してしまったんですよ。ロボットデザインを監修する立場として、もう少しなんとかできなかったものだろうかと。
 というのも、キャプチュールはデザインコンセプトの定め方だけでなく、「どこに向けてどう突っ走ればいいのか」という設定とそのディレクションが抜群に上手いと思ったんです。

古庄確かに、“アスリート”というものをカーデザインのテーマとして持ってきたときに、「あそこまで直接的にやっちゃっていいの!?」という衝撃がありましたよね。後部座席がもうシートじゃなくて、シリコーンのパイプを張り巡らせて、「この赤いパイプは血管です」的な……設定としてはベタベタ過ぎることを、でもあそこまで正面切って持って来られると……。

—強固にベタなコンセプトで「ガツン!」とやられると、単純明快なぶん破壊力がものすごいですよね。

古庄そうなんですよ。だから逆に言うと、日本の自動車メーカーの場合は、日本人のデザイナーがもっとマンガやアニメの感覚をストレートに押し出して、世界に対して「これが本当のJAPAN感覚だ!」という感じでやってもいいのかな、ということは思いました。

—じつは、劇中に登場するオービッドのデザインを煮詰めていた昨年の夏あたりから、「理想としてはCAR STYLING的なメディアがこのロボットたちのデザインを見つけてくれて、カーデザインやプロダクトデザインの文脈で書籍を作らせてくれというオファーが届いたら最高だね」と話していたんですよ。

藤本ああ、そうだったんですか(笑)。じつは、今回のラグランジェというアニメ企画に惹かれた理由のひとつが、「CAR STYLINGそのものを変えなきゃいけない」という部分にあったんです。

CAR STYLING本誌は'10年6月発売の196号を最後に現在は休刊中なんですけど、いま、復刊に向けた準備を整えている最中なんです。でも、以前と同じ調子で復刊しても、おそらくは意味がない。やはり、「もっといまの若い人たちの気持ちを汲んだものにしなくてはいけない」というように考えているわけです。

だから、いまこのタイミングでCAR STYLING別冊というかたちでラグランジェのデザインブックを刊行することが、そういったCAR STYLING自体の変化へのきっかけにもなるのではないかという狙いもあるんですね。

—いつごろの復刊を目指しているんですか?

藤本なんとしても今年中には……2012年中にはなんとかしたいと思っています。まだ版型などは決まってないんですけど。

—いや〜、内容は大きく変わったとしても、判型に関してはぜひとも以前と同じ正方形っぽい判型で復活してほしいところですね。
 では、ラグランジェのデザインブックの編集に対し、現時点で何かしら決まっていることや、編集コンセプトを教えていただけますでしょうか。

ラグランジェは「異業種間コラボレーション」の大きな種

古庄編集コンセプトをひとことで言うと、やはり「プロダクトデザインを紐解く視点で、アニメのリアルロボットデザインを紹介する」ということですかね。

アニメにおけるプロダクトデザインと現実世界におけるプロダクトデザインを分断して考えなくてはいけない理由など存在しませんし、いまの世の中は複雑化しすぎていて何ごとも分業化されすぎているところがあるので、それを“デザイン”という言葉を用いていろいろな世界のものをもう一度ひとつに結びつけるような、そんなきっかけにできるのではないかと考えています。

じつはカーデザインとその他のプロダクトデザインも、いまはちょっと距離が離れてしまっているような気がするんです。だけれども、今回こうして、カーデザイナーとアニメのリアルロボットデザインというものが結びついた。そうすると、アニメファンとクルマのファンという、いままでまったく別世界の住人だった人たちのあいだで、そこに何か接点が生まれるんじゃないか、というようにも考えているんですよね。

藤本自動車そのものが、いま大きく変わりつつありますよね。いまのハイブリッドカー人気の先には、ハイブリッドカーが消滅してすべてが電気自動車になるかもしれない。そういう時代ですから、この先はクルマというものの生活の中への取り込まれ方が根本的に違ってくるかもしれないわけです。

そういった時代にこうしてアニメとクルマの距離がぐっと縮まったわけですから、そういう現象はやはり、我々としてはモータリゼーション的な視点できちんと捉えていかなければいけないのではないか、ということですね。

古庄そうですね。「アニメにおけるデザインだから、これはアニメのもの」という割り切り方は、ものすごくもったいない考え方だと思うんですよ。「最近のアニメではじつはこういうデザインをやっているよ、ならば私たちカーデザイナーはこんなデザインを提案してみようじゃないか」といった感じで、異業種間での意見交換やデザインアプローチがもっともっとあっていいと思うんです。アニメとカーデザインとに限らず、あらゆるデザインの世界でそういうことが起きてもいいのではないかと。

だからラグランジェという作品はこの先の世の中にそういった動きを起こさせるための、ひとつの大きな種だと思うんですよね。

text by Team Lagrange Point


カーデザイン専門誌『CAR STYLING』とは?

'73年に季刊誌として創刊。カーデザインのノウハウを紹介する専門誌として大いに歓迎され、解説は和英両文併載のため、欧米でも高い評価を受ける。

'80年代は作れば売れる日本車の黄金期であり、カーデザイナー養成の機運が高まった中で、販売部数も増加。'87年9月の60号から隔月刊に発展、'90年代も順調であったが、バブル経済崩壊と共に自動車産業が低迷し、ゆるやかに販売部数も落ち込んでいくことに。

結果、'10年6月の196号をもって休刊となったが、世界中から復刊を望む声は多く、電子書籍出版も視野に入れつつ、目下再生の準備中だという。

なお、「休刊が長引いては存在感を失う」との理由もあり、別冊による特集誌は継続的に発刊中(『ルイジ・コラーニ作品集4』、『The Century of the Car Design(カーデザインの世紀)』シリーズでドイツ車編、イタリア車編と続き、現在フランス車編を編集中)。

ラグランジェのメカデザインブック『LAGRANGE DESIGNS』に関しては、「アニメファンとカーデザインとの接点として、新しい何かをもたらすものと期待しています」とのことだ。

カースタイリング公式サイト

http://carstyling.co.jp/

カースタイリング公式ブログ

http://ameblo.jp/car-styling/


プロフィール

藤本 彰(ふじもとあきら)●'59年、三栄書房へ入社。自動車のテクニカルアート(構造図)を学び、'67〜'70年、美術部長へ。'70〜'73年は『AUTO SPORT』3代目編集長、'73年に『CAR STYLING』創刊に伴い、編集長就任。'79年には(株)CAR STYLING出版設立、代表取締役編集長へ。日本カーデザイン大賞・主催、日本自動車殿堂イヤー賞選考委員長、北京工業大学国際 インダストリアルデザイン コンペティション審査員、World Car of The Year設立メンバー。Car of the Century選考委員

古庄速人(ふるしょうはやと)●カーデザイナー、プロダクトデザイナーを目指し、デザイン専門学校に入学。在学中からCAR STYLINGの編集部で働きはじめ、卒業後もそのまま編集業務に参加し、現在に至る。また、CAR STYLINGの出版物以外でも、自動車をはじめとしたトランスポーテーションや工業デザインを中心に手がけるフリーライターとして、『モーターファン・イラストレーテッド』をはじめさまざまな媒体で活躍中。ラグランジェのオービッドデザインブックでは編集長を務める

LAGRANGE DESIGNS
〜輪廻のラグランジェ メカデザインブック
刊行!

『輪廻のラグランジェ』に登場するオービッドのデザイン過程のみに特化したデザインブック『LAGRANGE DESIGNS [輪廻のラグランジェ]——カーデザイナーが描いたロボット』が、かの『CAR STYLING』誌のスペシャルエディションとして絶賛発売中!(税込価格1,980円) 詳細は、同社Webサイトhttp://carstyling.co.jp/を参照されたし!!