作品紹介xxxHOLiC

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後輩制作と呑みに行ったときのこと。
彼女(女の子なのですな)はいままでの人生で恋愛経験がほぼゼロだという。
演出志望だという彼女に、

「演出になれたとして、恋愛モノをやるときに経験ゼロでどうやって演出するんだ。
 まったく知らない種類の感情を想像だけで扱うのか。恋をしろ恋を」

と偉そうに言い放ってしまったのはアルコールのせいである。
とはいえ、
「ヒトゴロシの話を書くためには人をコロさないといけないのか?」
みたいなことが云われるのもまた確か。(物騒なたとえで恐縮)

しかし、ひとつ云えるのは
「物語の受け手にヒトゴロシをしたことのある人は多分そんなにいないが、
恋愛したことのある人はたくさんいる」
ということだろう。

多くの人が知っているコトガラについてその経験なく語ってしまうことは、
フィクションではなく単なる嘘になってしまうのではないか。

100%、人の手によって産み出されるアニメという表現が
嘘ではなくフィクションたりえるために、作り手は可能な限り
実践主義をとるべきであり、少なくともその意思は不可欠である。

そういう意思のもとに作られたモノは、嘘や絵空事やデッチアゲとは呼ばない。
そういう意思のもとに作られたモノだけを「作品」と呼ぶのだ。

今夜のxxxHOLiCはなんのお話だっけ。えんぜるさん。ああ。こっくりさんみたいな。
マツヤマさんマツヤマさん。マツヤマさんは昔そういうのやった?
何。やったのか。まじか。えんぜるさんやったことあるのか。そうなのか。むむぅ。

やるしかあるまい。

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エンゼルさん、エンゼルさん、いらっしゃいましたら・・・
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あっ!動いた!
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「いいえ」ってナンダヨ!!
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ぐだぐだの最後はこんな感じに

純粋な心をもたぬ制作陣にエンゼルさんは降りて来ませんでしたが・・・
来たら来たで大変なコトになりそうです。(今夜のxxxHOLiCのように・・・!?)
悪しきモノを呼ばぬよう、ほどほどに・・・

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